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みんな大好き小休止

遠い。祝日が遠い。

社会人になって毎年思うのだが、GWから次の祝日の海の日までが遠すぎるのではないだろうか。日本政府にはなにかに理由をつけて6月の一週目か二週目に早々に祝日を設けてほしいものである。

 

そもそも人間は週4日労働をして、週3日休暇というのが理想なのではないだろうか(もちろん1日たりとも働きたくないのだが、落としどころをつけるとそうなるのかなと)。

戦後思想界の巨人である吉本隆明(最近少し話題の吉本ばななさんのお父さん)も「労働日が4日になって、1週間のうち3日間が休日であり4日間が労働日となったときが、労働日の究極のイメージだということがわかります。(中略)週休3日制になったときに、休暇、あるいは余暇というものと、働く日とを、同じ重要さで考えなければならなくなる、というのは非常に明瞭なことです。」(講演「時代はどう変わろうとしているのか」より)と言っているではないか。

 

吉本隆明の言葉をふいに引用したが、やっぱり彼の言葉はいいな、と思う。内臓レベルにまでふっと降りてくる感じ。これは娘の吉本ばななさんにも遺伝していて、彼女のエッセイや小説の一文にもそう感じる。

どこかの社会学者がNHKで放送された吉本隆明特集の番組で「わからないこと(例えば若者文化)にまで口出ししなければいいのに」というような事を言っていたが、どんな事に対してでも求められれば自分の頭で考え抜いて言葉を紡ぐ人だったから、それが正しいか正しくないかを超えて信頼され、言葉を聴きたいと思わせる人だったのだろうと思う。

 

「僕は愚図だけど、粘るっていうのがあります。」(『悪人正機』)

「子どもが生まれて最初の一年がとにかく肝心」(『超恋愛論』)

 

とにかく著作も多いし、難解な思想書も出している人なのでもし読み始めるなら『悪人正機』(新潮文庫)、『真贋』(講談社文庫)、『開店休業』(幻冬舎文庫)あたりがおススメです。

 

はぁ。また今週も五日も働かなければいけない。

とはいえ僕の恩師が「お金を稼ぐことは精神の自立につながる」と言っていたので労働しないと。やれやれ。